ゆうだい21というお米

2017年に自転車で東北旅をしたとき、初日一泊目はいわき市のホテルα-1に泊まった。その日は出発が遅れたこともあり北茨城くらいで日が沈み、結局ホテルに到着したのは22時頃だった。当然駅前とはいえ営業してる飲食店がなく夕食はコンビニで済ませた。
それだけならボクにとっては”よくある話”だが、せっかく「地方創生したい」という気持ちで東北旅行をしていたのに、このまま地方にお金を落とさないのは忍びないとホテルに朝食をお願いした。

明けて翌日。朝食はバイキング形式で和食主体の献立だった。郷土料理が主体となっていて、米処ならではのご飯と相性の良い惣菜がとても美味しく満足度が高かった。

しかしこの朝食でボクに衝撃を与えたのはその郷土料理のおかずではなくご飯だった。
とにかくご飯が美味しかった。まさに「美味い!美味すぎる!なんという美味さだ!!」と料理マンガの審査員のようにご飯だけで何杯も食べれるレベルで、その時はご飯を3杯おかわりした。(後悔しないようにとたくさん食べたが、もちろんあとで食べ過ぎに苦しんだ)旅を終え帰宅したあとも、いわきで食べたお米の美味しさに思いを馳せるほどだった。

その当時のボクは、お米に対して特にこだわりなく近場のスーパーや酒屋で安いものを適当に買っていた。
しかしそんなある日、偶然にもAmazonでお米を通販できることに気づいた。
コレは本当に自分にとっては青天の霹靂で、何気なくインターネットで「いわきのホテルのお米は美味しかったけど、一体何という米の品種だったのだろう」という、お米の種類が知りたくて検索したが、サジェストで「Amazonでお米買えます」というのが見えた。その時にはじめて「そうか、お米って通販するっていう選択肢があるのか」という気づきを得ることができた。(人間は知らないことは検索できないという現象)

早速Amazonで福島県のお米を検索したが、多くでるのは会津地方のお米だった。
会津地方は後で知ったことだが、米処として有名な新潟県(魚沼)とは隣接した場所であるため、地質的に似ており同レベルのお米ができるそうだ。しかし場所の認知度のせいか安価に取引されていてそのためAmazonで安く買えるという状況だった。ちなみに買ってみたが、安い店頭のコシヒカリと同じ味だなーという感じだった(それなら近場のスーパーで買えばいいかな?という認識)

その後調べすすめると、いわき特産のお米はミルキークィーンという種類とわかり、これまた楽天で注文して食べたが、何故かあの時ホテルで食べて感動した味とはちょっと違った。
「農家は本当に美味しいお米は自分で消費する」というのは父親から聞いていたので、もしかすると農家から分けてもらっているお米だったのかなーとぼんやり思ったが、どうしても味わいたくて、それ以降も色々福島県のお米を注文していた。

色々試し進めていた去年の夏、宮城県の「だて正夢」は美味しいけど高いなー、と福島に限定せず、東北地方全体でお米を探していると楽天で「ゆうだい21」という見たこともない銘柄をみつけた。
「だて正夢」がササニシキベースだったので、その方向で探していたのだが、宇都宮大で開発されたお米でセブンイレブンのおにぎりで使われているということだったので、物は試しと注文をしてみた。その当時は朝に毎日おにぎりを作っていたので、おにぎり向けに提供されているお米ならちょうど良いやと思ったのだ。
送料込で3000円を下回っていたこともある。

【精米】宮城県産だて正夢 5㎏ 令和4年産

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しかしこれがまた実に美味しかった。
感覚的には探していた「いわきのホテル」で食べたお米の味に似ていたのだ。
そのあとも気に入りすぎて4回ほどリピートしていたのだが、同じお店で福島県仲通市コシヒカリが5kg 2900円(送料込み)を見て「一応試してみよう」と今回買ってみた。

米は念入りに研いで、水分量は特に指示もなかったので通常で。
しかし炊きあがりはなんというか……美味しいんだけど感動がなかった…。
というわけで次回はまたゆうだい21に戻そうと思う。
そんなしょんぼり通販記録。

ちなみに、ゆうだい21も今回のコシヒカリも同じお店で買ったのだけど、ゆうだい21の時は炊飯時の注意書きがついていた。(コシヒカリにはなかった)
その注意書きに気づいたのが2回目の注文だったのだけど、「粘りが強いため、通常の炊飯の水量よりも1割減らしてください」とあって、コレを行うと本当にモッチモチで粘りと甘みのある素晴らしいお米で感動して気に入ったのだ。

ゆうだい21は粒が大きく、噛むことでお米の甘みを感じれることもあってボクの中ではずっと食べ続けたいお米になった。
地元の「朝日米」と似ている気がする。
やはりお米は甘いものが好きだな…お米だけで無限に食べれる。

朝日米といえば父親が農家だったこともあって、天日干しの朝日米に勝る米はないと何度もいってたのを思い出す。
さすがに天日干しという手間のかかることをしている商品はあまりないのだけど、楽天で朝日米もそこまで高くなくて購入できるし、一度買ってみようかな……。

お名前.comのDNSゾーン設定でWebサーバとメールサーバはXserver、サブドメインで別のサーバ(Shopifyとか)を指定する場合の記述方法

なんかここ最近地味にハマってたというか、いつまでたってもこのドメインのDNSゾーン設定が苦手だったので備忘録。(なぜかさくらインターネットでの設定例は多いのだけどXserverがなかったので…)

結論から言うと、そもそもXserver上でドメイン管理した場合のDNSゾーン設定方法のページがあるので、変に曲解せずにそのままお名前.comのレコード設定にも同じ設定を記入すればよかった。

Webサーバの設定(AレコードとCNAMEレコード)

Xserver(企業本体サイトのWebサーバ)とShopify(ECサイト)を指定する場合のDNSゾーンの記述方法はそれぞれ以下のとおり。

TYPE NSとホスト名の「hogehoge.jp」お名前.comのレコード設定では自動で挿入される。
Aレコードは通常「www」は総略しても問題ないはずなのだが、何故かXserverだと上手く機能せずしかたなく空欄と「www.hogehoge.jp」を2つ指定した。
AレコードのVALUEはIPアドレスを入力するので、Xserverのサーバ設定にIPアドレスが書いてあるIPアドレスを指定する。

次にCNAMEでサブドメインを指定する。

  • ホスト名は任意の名称を入力(サブドメインに指定したい文字列)
  • TYPEは「CNAME」を選択。
  • TTLは原則変更しない。
  • VALUEはShopify指定である「shops.myshopify.com」を指定。

VALUEはshopify上のユーザードメインでないことに注意。
どのユーザーもみんな「shops.myshopify.com」を指定すれば良い

メールサーバの設定(MXレコードとTXTレコード:SPF)

メールサーバは原則的にMXレコードを指定するが、ここでVALUEにIPアドレスを指定することはできない。というのが一番ハマったのだ。(Xserverは何を指定すれば良いのかわからず)

結論でいえばXserverのDNSゾーン設定に書いてあるとおり、

  • ホスト名は空欄。
  • TYPEは「MX」を選択。
  • TTLは原則変更しない。
  • VALUEはホスト名と同じドメインを指定する(hogehoge.jp)

Valueで変にXserverのホスト名を設定する必要はなかったことに気づけなかった。

TXTレコードでSPF設定を行う場合は、

  • ホスト名は空欄。
  • TYPEは「TXT」を選択。
  • TTLは原則変更しない。
  • VALUEはXsever指定の記述を行う「v=spf1 +a:sv1234.xserver.jp +a:hogehoge.com +mx ~all」

VALUEのsv****はXserverのサーバ情報にある「サーバ番号(仮にsv1234)」、+a:以降のドメインは使用するドメイン(ここではhogehoge.jp)を指定する。(オレンジ色の部分がユーザーで変動する)

これでメールの送受信ができてドメインが指定通り見れるか確認する。
何のことはない作業なんだけどドメイン反映までのタイムラグがあって非常に苦手だ。

ラーメンどんぶりに見るユメ

中華料理の撮影で使う小道具を買いにかっぱ橋に出かけた。
お目当ての商品をレジ籠にいれたあと、店内の奥まで物色するとラーメンどんぶりがおいてあった。

ラーメンどんぶりという食器を、どのくらいの人が買うかはわからない。
ただボクはインスタントラーメン(袋麺)が好きで、一人暮らしを初めた時に買った最初の器がラーメンどんぶりだったくらいだ。

元はといえば実家で生活していた時、土日はだいたい母親がインスタントラーメンをラーメンどんぶりで作っていたので、ラーメンはこの入れ物で食べる食事という認識が出来上がっていたのだと思う。
だから手間も知識もいらず作れる食事ということで、一人暮らしを始める時に買った食器がラーメンどんぶりだった。

月日は流れてちょうど今の賃貸に引っ越しすぐに、10年ほど使っていた器が半分に割れた。落としたとかそういうのではなく、使おうと持とうとしたら半分に割れた。なんとも綺麗に真っ二つにわれたので接着して使おうとしたが折角なので廃棄することにした。(寿命だったのだろうと考えた)
それ以来1年ほどはラーメンどんぶりがない生活をした。ラーメンと具材を鍋で茹でて、そのまま鍋にスープを入れて、そのまま鍋で食べる多かった。

しかし何故かいつも食べ終わっても満たされることがなかった。
食事というよりかは空腹を満たすためだけの行為という感じだ。
それが1年の間、なんだかわからないまま続けていたが、ある日Tumblerで答えをえることになった。

「ぼくは、たとえインスタント・ラーメンであっても、龍の模様なんかがついた中華丼で食べたいし、一本五百円の安ワインでも、コップではなくて、ワイングラスで飲みたいと思う。そういう風にして、食べたり、飲んだりした方がおいしい、というのは一つの大切な真実ではないだろうか。合理的な考え方からすれば、容器によって味が変わるはずもないのだから、おいしい、と思うぼくは幻影を食べたり飲んだりしているのかも知れない。しかし、そうした幻影を一つ一つ否定していったら、ぼくたちの生活に何が残るだろう。」

渡辺武信 『住まい方の思想』中公新書

これを読んで、たしかにそうかもしれないと思った。
ワイングラスでワインを飲み、シャンパングラスでシャンパンを飲む。そしてラーメンどんぶりでラーメンを食べる。
たとえ飲んだ物、食べた物の価格がどうであれ、一定レベルの器というフィルターを通すことで体験を得ることが重要ではないのだろうかと思ったのだ。

そのあとはAmazon等で探したり、旅先でラーメンどんぶりを探してはいたのだが、中々思ったものに出会えず、いつしか忘れ去っていた。(食べるたびに思い出してはいた)

そんなある日の今日、ラーメンどんぶり(業務用品のためイメージにぴったり)を見つけて嬉しくて購入した。早速夜にインスタントラーメンを茹で、買ってきたラーメンどんぶりで食べることにした。

するとどうだろうか。鍋で食べていた時には感じることができなかった、何とも言えない充足感を感じることができた。こんな些細なことで今までの食事を無駄にしてきたのかと少し悲しくなった。

やっぱり自分が追い求める姿は追求したほうがいいのだ。(赤い模様に龍の絵柄)

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ちなみにAmazonだと1,000円ほど。かっぱ橋だと780円だったので、やはりこういうのは問屋街の方が安い。

首都高速道路を一周する

不要不急の外出はしてはいけないが、タイヤ交換するまでにできる限りの残りの溝を使い切りたいと思い、運転の練習を兼ねてのんびりと首都高を一周することにした。

ナビゲーションの設定をどうやってるのかと悩んでいたが(どこのジャンクションを設定すれば良いのか等)、結局高速道路の進行方向をポイントポイントで地図上からピンを指していくのが一番安定した。

ナビはNavitimeのバイク(ツーリングサポーター)を使用しているが、何度やっても一度は高速から出るルートになったので諦めた。
首都高速道路はグルっと1周回って入口の次の出口で出れば最短距離だけ通行したことになり、バイクだと通行料280円となる。140km走って280円なので今回のようにタイヤを使いたい場合にはうってつけだ。

実際に走行したときに、想定ルートでは渋谷の大橋JCT(ジャンクション)に向かわなければならないが、池袋からずーっと地下道となるためGPSがずれてしまい大橋JCTに向かうことができなかった。ただ別にそのまま走って行っても大井JCTに接続するので、焦らずそのまま走って問題ない。

大井JCTで横浜方面に向かうと羽田で料金所があるがここも問題なく通行する。(料金が加算されたりはしない)
その後は横浜駅の横を通り横浜ベイブリッジ目指して走る。(ナビタイムはなぜかここで執拗に高速を一度降りるように案内してくるが無視)

その後は大黒PAでお土産の中華まんなどを購入し戻る。
レインボーブリッジを通り皇居周りをグルっと回って出口から出るだけだ。

4月末にプチ首都高速一周した時は都内中心部のPAに停車することができたが、この日は封鎖されていたので、土日はもしかしたら一部PAがコロナ対策で封鎖されるのかも。

Garmin Edge 1000の電源ボタンを修理する

Garmin Edgeシリーズの電源ボタンは壊れやすい。
というか写真のように奥まった位置にあることと、それを外観構成材として作られたシリコン部分で押すつくりのためシリコン部分が劣化して破損することが多いようだ。

GW中にケースを掃除しようとしたら、運悪くボタン部分が陥没して電源が押せなくなった。シリコン部分に切れ込みができてめり込んでいるため、すでに防水性能はなくなっていると判断してデザインナイフでボタン部分を切除した。

色々探すとGarminの電源ボタンに関する不具合は既知の問題らしく、修理に出す以外は防水性能含めて修復するという記事が見つからなかった。(ビニールテープで巻くというのはあった)

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ZwiftをTV画面・PCでやりたい

2020年5月現在は緊急事態宣言により外出自粛期間中。
外に自由に外出できない状況は精神的苦痛よりも、運動できないことでデブリ続けるのでは?という焦りがあって精神的に良くない。
そこで思い出したようにZwiftをはじめたが、いくらペダルを回しても部屋の中の景色は当然変化しない。唯一ハンドルにとりつけた小さなiPhone画面でZwift上では進んでいますと確認できるが疑似サイクリングなどとは程遠く没入感はないに等しかった。

Elite Volano購入時の設定以降PCでZwiftをやることを諦めていたのでずーっとiPhoneでやってきたが、画面上の経過時間と走行距離しか目に入らないので「早く20分過ぎてくれ!」という苦行だった。(そのためTVでアニメを再生して20〜30分を自転車の上で時間を過ごしていた)
だから「Zwiftが面白い!」と言われると死んだ魚のような目になり、「三本ローラーや固定ローラーで延々とできる特別な人なんだ」という感情を持っていた。

しかし外出自粛となるとZwiftをどうにかしてTV画面・PC画面に出力し没入できる環境を構築できないかと考えてしまう。そこで色々調べると「Apple TVがあれば良い」というのは多く見た。しかしZwiftのためだけに2万も追加出費したくない…それなら早朝にでも荒川CRをギリギリ県越えないあたりで往復するわ…という心境だった。

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